アスベストに関する情報や、自然・衣食住・廃棄物など地域環境の保全・改善を提案します。
JASMO「NPO法人日本環境対策推進機構 内閣府国生認証NO.859号)
アスベスト基礎知識
ホーム 理事長挨拶 理事 設立目的 事業内容 事務所・役員 書類・案内 会員規約 他
                     
アスベストの基礎知識-まずは知って下さい。
アスベストってどんな所に使われていたの?
知っていますか?-アスベストによる健康被害
アスベストの除去方法
アスベスト除去に使用する薬剤
アスベストに関する法令・法規
Q&A(質問及び回答)
お問合せ
                   
関連サイトリンク

関連官公庁

      

■首相官邸「アスベスト問題」(H17-H18)
 
■国土交通省「石綿飛散防止剤の認定状況について」「石綿含有建材データベースについて」
■国土交通省「建築物の解体工事等における参考資料(アスベスト)」
■国土交通省「建築物の解体工事等における参考資料(アスベスト)」
■国土交通省「目で見るアスベスト レベル1」
■国土交通省「目で見るアスベスト レベル2」
■国土交通省「目で見るアスベスト レベル3」
 
■環境省「石綿(アスベスト)問題への取り組みをご案内します」
■環境省「災害時のアスベスト対策は?」
■環境省「報道発表資料」
■環境省「大気環境中へのアスベスト飛散防止対策について」
 
■経産省「石綿を含有する家庭用品の実態把握調査の結果について」
■厚生労働省「アスベスト(石綿)情報」
■東京都環境局「建築物の解体等に係るアスベスト飛散防止対策マニュアル」
■米国OSHA HP

関連企業・団体

■社団法人日本作業環境測定協会
■一般社団法人JATI協会(旧社団法人日本石綿協会)
■独立行政法人労働者健康福祉機構
■独立行政法人環境再生保全機構
■  ( 同 ) [アスベスト健康被害の救済]

 


自然放射線とホルミシス
JASMO堆肥事業

アスベストの基礎知識

BASIC KNOWLEDGE
保善と再生の環境NPO・JASMO

石綿(アスベスト)の性質

 アスベストは、天然にできた鉱物繊維で、石綿(いしわた・せきめん)とも呼ばれています。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性等の特性に優れ安価であるため、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきました。
  しかし、空気中に飛散した石綿繊維を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後に肺がんや中皮腫の病気を引き起こす確率が高いため、以前は ビル等の建築工事において、耐火被覆の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、こうした使用は1975年に原則禁止されました。
  その後も、スレート材、ブレーキライニングなどで一部使用されていましたが、現在では、原則として製造・使用が禁止されています。

石綿(アスベスト)の特性

    • 繊維状の構造から、糸や布に織れる(紡績性)
    • 引っ張りに強い
    • 摩擦や磨耗に強い
    • 熱に強い
    • 熱や音を遮断する
    • 薬品に強い
    • 電気を通しにくい
    • 細菌・湿気に強い
    • 他の物質との密着性に優れている
    • 安価である

(出典:『アスベスト汚染と健康被害』)

石綿(アスベスト)の種類

 石綿は種類は大きく分けて蛇紋石系と角閃石系に分けられます。綿のように柔らかい蛇紋石系クリソタイル(白石綿)は比較的毒性が弱く、一部の用途に限っては2006年まで使用が認められていましたが、2008年までには全面禁止される予定です。角閃石系クロシドライト(青石綿) は最も毒性が強いとされ、1995年から製造も使用も禁止されています。
 石綿の繊維は細く長いほど有害性が高いといわれます。白石綿の直径0.02-0.08ミクロン(μm)、青石綿0.04-0.15μm、茶石綿0.06-0.35μm、共に、長さ5μm以上の繊維。
  * 粉塵とは10μm以下、PM2.5とは2.5μm以下の微粒子。杉花粉は30〜40μm。


綿





鉱物名 石綿名 化学組成式
蛇紋石系
serpentines
クリソタイル(白石綿)
chrisotile
Mg3Si2O5(OH)4
角閃石系
amphiboles
アモサイト(茶石綿)
amosite
(Mg,Fe)7Si8O22(OH)2
クロシドライト(青石綿)
crocidolite
Na2Fe32+Fe23+Si8O22(OH)2
アンソフィライト(直閃石綿)
anthophylite
Mg7Si8O22(OH)2
トレモライト(透閃石綿)
tremolite
Ca2Mg5Si8O22(OH)2
アクチノライト(陽起石綿)
actinolite
Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2

クリソタイル (温石綿または白石綿 化学式 Mg3(Si2O5)(OH))

蛇紋石
Mg6Si4O10(OH)8
クリソタイル(白石綿)
     
角閃石
クロシドライト(青石綿)
Na(Fe,Mg)3Fe2Si8O22(OH,F)2
  アモサイト(茶石綿)
(Fe,Mg)7Si8O22(OH)2

 

クリソタイル(白石綿)の原石
クリソタイル(白石綿)の原石1 クリソタイル(白石綿)の原石2
   
クロシドライト(青石綿)の含有吹き付け材
クロシドライト(青石綿)の含有吹き付け材1 クロシドライト(青石綿)の含有吹き付け材2
   
アモサイト(茶石綿)の顕微鏡写真
アモサイト(茶石綿)の顕微鏡写真1 アモサイト(茶石綿)の顕微鏡写真2
   

分散染色によるアスベスト

クリソタイル(白石綿) アモサイト(茶石綿)
クリソタイル(白石綿) アモサイト(茶石綿)
   
クロシドライト(青石綿) クロシドライト(青石綿)
クロシドライト(青石綿) クロシドライト(青石綿)

石綿(アスベスト)対策の方法について

(1)除去工法

 建築物内外の『アスベスト』を、飛散防止処理をした上でアスベスト層の全てを完全除去する工法です。石綿障害防止規則でのばく露防止の措置では、レベル1に設定されており、施工時の対策等は厳密に行われなければなりません。
 アスベスト除去工事の長所として、アスベストの完全除去と除去後の施設維持・保全の容易化が挙げられます。一方、他の工事に比べて施工期間が長く、工事費用が高くなることや、除去施設の復旧工事(耐火被覆材等の代替品や屋根材の復旧等)が発生する場合があります。

(2)封じ込め工法

 建物内にある『アスベスト』を特殊溶液にて固化させ劣化・破損による飛散を防止する工事です。施工方法は各社様々で建築物の規模や利用状況等の諸条件により様々な現場で使用される工事です。全解体もしくは、全面改装を行うまでの繋ぎとして選択されることが多い工事になります。
 アスベスト封じ込め工事の長所として、他の工事に比べ施工期間が短く、施設の稼動や住民の生活に影響を与えにくいことが挙げられます。また、工事費用が比較的安く抑えられることや、工事の用途が幅広くあることも挙げられます。短所としては、建物の解体時にアスベスト除去工事が必要になることや、封じ込め処理後の維持・保全管理(※1)が必要になることが挙げられます。

※1:人為的なものや経年劣化によって、長期間の固化維持に支障をきたす可能性があります。

(3)囲い込み工法

 建物内の『アスベスト』を残したまま屋内外の露出した部分へ新規の壁・天井材等で覆い完全密封し、飛散防止を図る工法です。石綿障害防止規則の施工方法の措置では、解体作業以外の作業に該当しレベル1の措置が望ましい(※2)とされています。
 アスベスト囲い込み工事の長所として、施工期間が比較的短い(※3)ことや内外装のリフォーム工事としての効果を見込めることが挙げられます。短所としては、アスベスト含有建材がそのまま残ってしまい、解体時にアスベスト除去工事が必要になることや囲い込み建材の維持・保全管理が必要になることが挙げられます。また、建築物の間取りの変化や容積が減少することも挙げられます。

※2: 施工方法(アスベスト層に接触しない等)によっては必ずしも作業レベルが1である必要はありません。
※3: 但し、内装工事に関しては施工方法や仕様によって工事が長期化する場合があります。

 

石綿(アスベスト)の廃棄処分について

(1)埋め立て処理

 最終処分場に運搬され、埋め立て処理されます。現在、アスベスト廃棄物の処分は殆どこの方法で行われています。
 飛散性の高いアスベストの埋め立てにあたっては、専用の廃棄袋に二重に梱包すること、またはコンクリート等によって固形化することで飛散を防止するよう定められています。

(2)溶融処理

 中間処理施設によって無害化処理されます。無害化されたアスベスト廃棄物は、通常の産業廃棄物として処分することができます。
 現在認められているのは焼却炉によって石綿を溶かす処理です。白石綿の溶融点(1500℃)以上の高温で溶融することで、石綿を非繊維化します。

(3)その他の無害化処理

 新たなアスベスト廃棄物の処理方法として
  • 化学的処理によって非アスベスト化する方法
  • 添加物を混合させる事で1500℃以下での溶融処理を可能にする方法
  • アスベストを粉砕することで非繊維化する方法

などが考案されています。

※海洋投棄は禁止されています。

主事務所個人情報の保護サイトマップお問合せブログ
Copyright (C) 2007 JASMO All Rights Reserved.